IVS2008springにいってきました。昨年の宮崎に続き2回目で、札幌は初めて、という状況。
細かいセッションの話は、とりあえず省くとして、タイトルにあるような視点で、今回のカンファレンス(?)をまとめてみました。列挙してますが、それほど順番に意味があるわけではないです。あと、一部会場での発言と個人的な意見がごちゃ混ぜになっている部分があるかもしれないです(ジャーナリストではないので、、、)
・大きなアイデアを実行に移したり大きな痛みを伴うような意思決定は大胆に行い、具体的なアクションについては地道に地道に行う、ということが革命的なアイデアをアイデアではなく、具現化し世界に広める方法なのかもしれない。会場では、改善から大きな変革は生まれないという趣旨の発言もあったが、一方で継続的に成長している会社は、地道に改善を重ねているようにもみえる。事例は色々でたが、ある会社では、インターネットがでてきた頃、社員誰もが次はインターネットがくるといっておきながら、実際の作業はCD-Rでの販売をやっていた。その事実に気づいたCEOは、1年間で既存のビジネスを全てやめ、新規事業を実行に移すという改革を行った(ということは、当たり前だけど株主総会・役員会議・経営会議で承認されるべく地道な根回しとか非難轟々の会議をくぐり抜け毛が抜けるような重いで承認を受け、これまた社員からも避難轟々であったであろう事業の撤退を地道にやり、新規事業の企画・開発・販売というのを地道に地道にやっていたのでは、、、これまた当たり前ですが、ぱっと思いついてぱっとできました、というのはあり得ない話というわけですね)
・アンメットニーズを探り当て、対象ユーザを明確化し適切なサービスを作り、適切な形で(WEBサイトの作り方や、マーケティングチャネルの設計など。)マーケティングしている会社が、やはり確度の高いビジネスを行っている、という印象を受けた。プロダクトアウトとかマーケットインか、というのは余り重要ではなくて、とにかくユーザが継続的に使ってくれるサービスを作る、ということが重要(しごく当たり前なのだけど、ついつい忘れがち、上手くできなかったりするポイント、、、)
・では、そのアンメットニーズをどのようにみつけサービスにするかというところだけど、革新的な事を考えるには、日々日常業務の延長や雑用をやりながら考えつくというのは、難しく、突然のインスピレーションを得なければならない。では、そのインスピレーションというのは、例えば趣味をすることであったり、業界や産業構造に対する長年蓄積された怨念からくるということもある。加えて、マクロメディアであったように、こうしたいというビジョンと現在こうなっている(as-is, to-be)のギャップがあり、それを変革しようと行動しはじめたとき、大きな変革・革命が生まれるという意見があった。理想と現実のギャップという点は、現状に対する不満であったりどうしても実行したいという欲求になたったりするが、そこに対して努力をした結果、資本金3000万もないベンチャーが結果的にYahoo!に買収されるという結果につながったというケースもある。
※この段落、ちょっと最初の項目と重複している部分ありますが、、、
・注目されてて勢いのあるサービス系のベンチャーは、ユーザニースの把握を非常に細かく丁寧におこなっている。ある会社は、ペルソナを明確化し最初のユーザ層を「育児情報をネットで探す主婦」としたらしい。また、文字通りユーザの声を聞くために、使ってもらったユーザの声を電話で直接聞く、ということをした会社もある。注目すべきは、ユーザのターゲティングを詳細まで作り上げる理由というのは、マーケティング予算の制約からくる、という点。マーケティング予算が限られているからこそ、対象をきちんと絞り込んで費用効果の高い広告宣伝・PRを行わざるを得ない。しかも、そうした対象ユーザからの声を徹底的に分析し、次の商品企画に移すということも行い、成功している。そして、そのスピードが非常に早いというのもこうした企業に共通する(しそうな)特徴かと思われる。
・ニッチでおわるか、スケールできるか、という点はサービスを拡大する上で非常に重要なポイント。IVSで講演してる起業家は、スケーラビリティのあるサービスをねらっており、家族にもつかってもらえるとかコミュニティにつかってもらえるとかおばあちゃんがつかっているとか、FirefoxユーザじゃなくてIEユーザが多いとか、とにかく一般人にも広く受け入れられるという点を非常に重要視している姿勢が伺えた。
・事業を作るには、周りの人の共感が必要で、やっぱりサービスのデモで人を説得できないとだめだよね、ということで、LaunchPadについてもまとめ。LaunchPadはプレゼンの上手い方が非常に多くて感動した。製品そのものもそうだけど、プレゼン自体が参考になったところが多い。やはり、デモは冒頭の1分が勝負だ、と認識した。どんなサービスか、というのが冒頭の1分以内で説明され、かつ分かりやすいものが多い。同時にデザインの質が高いとか、パッとみ好印象というの重要な要素かと思う。それと、スライド1枚1枚にきちんとした根拠があるところ、というのはやはり説得力がある。例えば、売上がこれくらいあるとか、こういうマーケティングをするといった話をする場合に、実は既に取引先があるとか引き合いが何社もあるとか、こういう会社と提携してマーケティングをすることが決まっているといった根拠がさらっとでてくると、事業の確度が高いのだなぁと感じる。また、スライドもアニメーションにするとかkeynoteで作るとか、1枚のスライドがある場合に飽きさせない、工夫というのも同時に重要なところなのかもしれない。時間通りきっちり終わるというのは、綺麗にみえるしテンポ良くまとまっていたように感じる。あと、細かいところで、プレゼンテーターに声の抑揚があると、やはり上手に聞こえる(というか、強調すべきポイントを完全に把握しているとも言えるかもしれない)。日本語は、抑揚があまりないので、英語を使う人より若干不利かとおもったけど、Pikkle、セレゴジャパンのプレゼンでそれは否定されたような気がする。声の抑揚については、お笑い番組の司会の人とか、お笑い芸人とかが参考になるのかなーと最近は思う(全くTVはみないので、youtubeなどで補完すればいいか)。
・モバイルのグローバルカンパニーはアジア圏から生まれるかもしれない(というのが、最終セッションで話されていて、希望というか前向きな気持ちになれたので、そういうことにしておく。グローバルカンパニーとは?という定義に関する話は、これまた難しいしセッションでも明確な定義付けはなかったので省略。実はグローバルカンパーニーってインターネットの世界にないんじゃないって話もでてました。中国ではGoogleよりも百度だし、モバイルなんてまだまだどこがどうビックになるかわからない、、、定義らしい定義としては、価値を継続的に提供しつづけられる会社だーなんて話が、ある方から出てましたが、あらゆる国で成功する会社なんてぶっちゃけ無理だよね、とも)。以降、私の主観になりますが、中国のモバイル市場はこれから飛躍的に伸びる。一方日本には成熟したインフラがあり、サービスはかなり高度化されている。日本からサービスを輸出するという可能性もありえるが、中国の膨大な人口を背景を武器に資本力をもった中国企業が日本やその他のアジア圏に進出、ということもありえるのではないだろうか。日本人、中国人、アメリカ人のメンバーで日本で起業することができれば(もしくはその言語に精通したメンバの集まりとか)大きなことができるかもしれない、という話も出た。
以上。
思い出したり間違いがあったら、追記するかもです。