6月 26

Biz ID 様主催『ブロガー応援企画:MozillaのCEOに直接聞く? 「Firefox 3」のあんなこと、こんなこと』に出席してきました。ざっと、感想をまとめ、メモを公開しておきます。

  • 面白かったのは(今更知ったのか、という点もありますが、、、)オープンソースのソフトウェアなので、CEOは製品仕様の決定権が一切ないという点。「今までmixiとかにアクセスする際に、検索バーから検索してた人がスマートロケーションバーを使うようになったら、検索クエリが減って、広告売上落ちない?そういう商売上影響及ぼす仕様決定にも関与しないの?」と聞いたら、「関与してない」ってことだった(これは、プロセス上できないってことなのかな?)。元々NPOからはじまったということもあり、世間でいわれてるほど、当事者はブラウザ戦争などは意識しておらず、WEB技術を標準化するための市場のスパイス的な存在を目指しているのかなぁ、と感じられた。
  • Firefox Mobileの話を聞いてる段で、やはり日本はガラパゴス諸島なのだなぁ、と。海外のメーカーやソフトウェアを作っている会社からすると、攻略すべき最後の砦か、無視してもいいような市場になっていくのかもしれない。一人当たりの売上単価が中国や他のアジア諸国に比べても高くて、市場規模は大きくないけれども良質なユーザがいるような魅力的な市場でありつづければ、「日本を攻めるには日本の会社買うしかないぜ」っていう海外の会社が出てきて、モバイル分野でIPOできないけど良い会社というのは、IPO以外の道というのが開かれるかもしれない(5年、10年先の話かと思いますが、、、)。
  • Firefoxは、ヨーロッパ以外では、まだまだキャズムを超えられてない。インターネットビギナーに対してどうアプローチするかは、CEOでさえよくわかってない。でも、マーケティング予算0で2000万ダウンロード(ちょっと言い過ぎかもしれないけど)は、純粋にすごい。

 <firefox3.0>

・リリース1週間たちました。

 パフォーマンス、セキュリティ、U.Iの変更が重要。

・同じメモリユーセージでもパフォーマンスが高い

・WEBを早く使うユーザが増えた(遷移の高速化など)。

 javascript使ったアプリが増えてる。

 たくさんのアプリを同時に違うタブではしらせてる。高速化とメモリの使い方が重要になってくる。

 モバイルでも重要なポイントになる。

 

・セキュリティ

 フィッシングはへったが、マルウウェアが増加(フィッシュングよりはやい。)

 アンチマルウウェアは重要機能。

 自身のサイトも守られた。

 

・ダウンロードDAY

 17,000/分ダウンロード

 2000万ダウンロード達成(現在)

 24時間で4%のシェアに。

 過去5ヶ月間で成長率は27%(日本)

 マーケティングにお金は1円も使っていない 

 ダウンロードサーバは、ミラーサイトに協力してもらっている。

 

<next mozilla>

・3.1は今年度

 4.0は来年度以降

 firefox mobileは秋頃

 weave & serviceは利用可能

 

・3.1はSHIRETOKO(知床。コードネーム)

 3.2はバネコ?(カナダの公園の名前)

 

 3.1は計画段階

 プラグインなし(flash なし)で、オーディオと動画が動く

 プライバシー、タブ、履歴管理がもっと便利に。

 

・firefoxモバイル(フルブラウザ)

 過去数年前から実施。しかし、ここ数年でモバイル環境が変わった。

 

 モバイルウェブ:モバイルなのかウェブなのか。

 チャンスがある。オープン(参加型)になれば、、、

 モバイルウェブは、ネットほどオープンでない(キャリアの存在。アップルやソフトバンクなど)

 firefoxやiPhoneの登場で良い変化がおきるのでは。

 アップル製品は好きだが、ライセンスのやりかたは、、、

 

 技術的なマイルストーンはだいぶクリアに。

 あとは、パフォーマンスとU.I

 

 safariなどは、まだ満足いくものではないのでは。

 nokiaの端末で動く。

 エミュレーターでも動く

 

・モジララボ

 5人、2人インターンではじめた。

 

 weaveは大きな案件(クラウドサービスになりえる)

 faecbookのように、アドオンのマッシュアップができるようになるかもしれない

 機能追加すれば大きな意味に。

 暗号化したデータをサーバでやりとり。クライアント側で暗号化。必要ないという人もいるが、必要だと考えている。

 

   prismは3.1で実装する可能性。

 

 personasはスキンができる。

 アドオンで提供中

 

・事業展開

 「open,participatory web」が重要

 参加型でオープンなウェブを確立することがミッション

    webはだれかのものでない。

 

 ヨーロッパは3人に1人は使っている。50%以上もあり。主流になりつつある。

 170名の人間がやっていることとしてはすごいことでは。

 

 日本、米国で苦戦。

 利用できることをしらない、そこに苦労している。

 プロモーションとして、ダウンロードDayを実施。

 オープンソースとして認知が足りない部分がある。

 

 開発途上国:デジタルデバイトがある。

 取り組んでいきたいが、まだ分からないこともある。

 

 WEB標準化への取り組みについては、google,appleもやっている。今後、どうなるかわからないが、良いプレッシャーになる。

 webkitやマイクロソフトとも話している。

 

<Q&A>

・webkitチームとはどのような話をし、どのように展開されるか?

 →エンジニアレベルで話がでている。標準化。彼らが何をやっているか、javascriptのベンチマークなど。

  safariとwebkitとはライセンス面で違いがある。別物、という考え。

 

・iPhoneチームとは話したか?

 →iPhoneとはまだ。向こうから、嫌われてるのかも、、、

  #safariはマルウウェアだと批判した。

  ライセンスの問題もある。

  browser,java,flashいずれも他の製品はいれられない(firefoxが使えない)。アップルはセキュリティを理由にしてるが、ビジネスを守りたいだけでは。

 

  ノキアは毎秒4台発売。(iPhoneは関係ない、というスタンスでしょうか)

  iPhoneは他社に対して、敵対的なライセンス。

  nokiaはグローバルに展開。

  iphone自体は好き。

  プランはあるけど、iphoneにfirefoxは難しい。

 

  日本ではキャリアと話を進めている

  キャリアからメーカーへのパワーシフトし、最後はユーザにパワーがシフトする流れがくる

  3つの地域で最後におこる。米国、中国、日本の順になるだろう。

 

・ブラウザ戦争はおこるのか?

 I.E3はnetscapeを殺した

 いまはネット自体がユーザにとって生活する上で重要になっている、(モジラは他のブラウザを抹殺するという事は考えない)

 ウェブのオープンスタンダードが重要で、特定のブラウザが重要ということではない

 本当に標準化は守られるかという点には注目したい;今ではflashとsliverlightが技術の標準化を巡ってあらそっているようにみえる。動画などが特定の(だれかの)仕様で動いてしまうということは好ましい事とは思えない。

 

・どうやれば、インターネットビギナーに使ってもらうようにできるか

 →「わからない」:友人や知人に伝えることから広まるのではないか。

 →イーベイをバンドルしたfirefoxなどをやっていたりする。

 

・スマートロケーションバーの提供で、検索バーからの売上落ちないのか?そういう決定はCEOはやってないのか?

 検索バーのクエリーが減っても、広告売上が減るとは限らない。

 CEOは決定に関与していない

 

・CEOは何やってるの?

 標準化を押し進められるような人材の採用や、ユーザなどとコミュニケーションすることだと考えている。(あと、苦情係とか、、、)

 一般的に、CEOが過大評価されてると感じている。